1991年に世界初の洋上風力発電所を建設して以来、オーステッドは洋上風力発電のグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。
私たちは数多くの洋上風力発電所を開発かつ建設しており、現在は世界の洋上風力発電の総容量の4分の1以上を設置しています。
アジア太平洋地域では、オーステッドは共同開発パートナーとともに2019年に台湾初の商業規模の洋上風力発電所「Formosa I (フォルモサ1)」を完成し、運営を開始しました。また、現在900MW規模の「Greater Changhua 1&2a」洋上風力発電所を建設中であり、920MW規模の「Greater Changhua 2b&4」は開発段階にあります。さらに、世界最大規模のコーポレートPPA( CPPA、ベトナムではDPPA)がTSMCと締結され、これにより920MWの「Greater Changhua 2b&4」が完成次第、TSMCが電力の全生産量を使用することとなります。
オーステッドのプロジェクトをご紹介します。
Hornsea 1 (ホーンシー1)
「Hornsea 1 (ホーンシー1)」は、現在稼働中の洋上風力発電所としては世界最大規模のもので
あり、年間で約100万世帯以上に電気を供給することが可能です。1.2GWの発電能力を持つ「Hornsea 1 (ホーンシー1)」は、世界で初めて1GWを超える容量を設置している洋上風力発電所です。

イギリスのヨークシャー州の沖合に位置する「Hornsea 1(ホーンシー1)」の面積は約407平方キロメートルで、これはベトナム・フーコック島の面積にほぼ匹敵します。この発電所には7MWの風力タービンが174基設置されており、1基あたりの高さは190メートルです。これはホーチミン市のベトコムバンク・タワービルの高さよりも少し低い値です。
オーステッドは、「Hornsea 1(ホーンシー1)」の近くにある「Hornsea 2(ホーンシー2)」、および「Hornsea 3(ホーンシー3)」にも投資をしています。「Hornsea 2(ホーンシー2)」は2022年の完成時には1.4GWの発電総容量を持つ洋上風力発電所となる予定です。

Greater Changhua洋上風力発電所

オーステッドは、台湾の彰化県に4つの風力発電所を開発するプロジェクトに取り組んでいます。4箇所の合計発電容量は2.4GWを予定しています。これらの風力発電所が稼働することにより、クリーンで信頼性の高いエネルギーを台湾の年間約280万以上の世帯に供給することが可能になります。
Greater Changhua風力発電所は彰化県の沖合35〜60kmに位置しており、沿岸の生態系や海岸線の景観への影響は限定的です。また、風力発電プロジェクトの全段階を通じて、約1,100人への直接雇用と約12,000人への間接雇用が見込まれています。

世界におけるオーステッドの洋上風力発電所
