オーステッド、グリーンエネルギーの未来に向けてアジア太平洋地域の協力を促す

洋上風力発電のグローバルリーダーであるオーステッドは、アジア太平洋地域のグリーンエネルギー転換を実現するために、洋上風力における規模の経済、政策・評価プロセスの迅速性、社会的価値の評価、サプライチェーンの連携を求めるホワイトペーパーを今月18日に発表しました。
オーステッドのホワイトペーパーを発表するアジア太平洋地域代表取締役社長、ペア・マイナート・クリステンセン
今月18日より台北で開催中の国際会議「Energy Taiwan 2023」で発表されたこのホワイトペーパーは、地球の脱炭素化にとって極めて重要な地域であるアジア太平洋において、オーステッドが発表する初の報告書です。各国政府は、化石燃料由来のエネルギーへの依存を大きく減少させる目標を掲げており、RE100企業の3分の1以上がアジア太平洋地域に拠点を置いている1ことから、「企業の競争力」を維持するために、クリーンエネルギー転換に対する高い需要があります。

アジア太平洋地域代表取締役社長、ペア・マイナート・クリステンセンのコメント:

「洋上風力発電業界は現在世界的な課題に直面していますが、私はアジア太平洋地域の長期的なグリーン転換に非常に期待しています。アジア太平洋地域が一丸となって協力することで、産業界、政府や地域社会は、気候変動対策やエネルギー安全保障を実現し、また多くの経済的機会も創出することができます。この重要な時期に私たちは、商業的に実現可能な洋上風力案件の規模の拡大、また政策・評価プロセスの迅速性を提言する必要があり、この結果、自然、社会、経済にとって長期的な価値が創造されるよう、努力を結集しなければなりません。」

アジア太平洋地域は、洋上風力におけるロジスティクス・サービス、サプライヤー、そして人材を確保するための世界的な競争から取り残される危機に瀕しており、長期的に洋上風力発電が実現可能な市場であることが成功の為に必要とされています。オーステッドのホワイトペーパーは、アジア太平洋地域の再生可能エネルギーへの移行を促進するために、地域が一丸となって行動すべき主要4分野を特定しています。具体的には、投資を確保するためのプロジェクトの規模拡大、プロセスの迅速化と効率化、価格以外の基準による社会的価値の評価、アジア太平洋地域のサプライチェーン連携といった提言が含まれています。

グリーン転換を促進するため、オーステッドは2030年末までにアジア太平洋地域において最大5GWの洋上風力発電容量を目指しています。

オーステッドのホワイトペーパーはこちらからダウンロードください: (LINK: https://orsted.tw/en/insights/white-paper/the-path-to-progress

詳細については、下記までお問い合わせください。

オーステッド・ジャパン mkirt@orsted.com

1RE100企業の37%がアジア太平洋地域に拠点を置いている(2023年1月RE100アニュアル・レポート